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『冠婚葬祭入門』が教えるマナーとは

『冠婚葬祭入門』が教えるマナーは、六〇年代以降に一般化した式に準じていたからである。象徴的なのは、戦前戦後を通じ、それまでのどんな冠婚葬祭マニュアルにも詳しく載っていた、伝統的な小笠原流を崩した自宅結婚式を、〈地方ではいまでも自宅での結婚式、披露宴が多く〉という書き方で、わずか一ページに圧縮してしまったことだろう。うがった見方をすれば、それは日本の作法の中心が、江戸時代以来の小笠原流礼法から作法の伝授者としては新興の裏千家の手にわたった瞬問、だったかもしれない。周知のように、著者の塩月弥栄子は、裏千家の一五代家元千宗室の姉である。文化人類学者の加藤恵津子は、一九六九年以降、宗室が「茶道は総合文化である」というキャンペーンに乗り出したことを指摘し、〈千家の一員としての血筋が、塩月に「日本の伝統的作法」全体としての権威者としての資格を与えた〉と述べている。そして七〇年代からの塩月の旺盛な出版活動は、裏千家の「男は芸術/女は作法」という戦略とも呼応するというのである(『〈お茶》はなぜ女のものになったか』)。自宅結婚式などというのは、この当時でも、すでに時代遅れだったかもしれない。

便箋のきちんとした折り方とは

せっかく礼にかなった手紙を書いても、便箋の折り方がきちんとしていないと台無しだ。和封筒を用いる場合は、便箋を三つ折りにする。まずは下三分の一を折り、次に上三分の一を重ねて折る、三つ折りにすると、ちょうど封筒と大きさが合う。封筒に入れるときは、手紙の書き出しの部分が封筒の開け口のところにくるように入れるとよい。洋封筒で出す場合は、まず、便箋を縦二つに折り、次に横二つに折った四つ折りにする。これを、折り山が正面から見て左にくぐるようにして、封筒に入れるとよい。いずれの場合も、紙の端がばらばらになるような粗雑な折り方は避け、ぴったり重なるように、ていねいに折ることが大切だ。このようなしきたりは今後も伝えていきたいですね。

クレーム対応の基本が知りたい

接客の場でクレームが発生した場合の鉄則は、「?場所を変え、?時間を変え、?人を変える」。?から?は段階を踏んでおり、まず怒っているお客様に「こちらでお話を伺います」と言って、別の場所へ移動して対応する。1対1になることで、「私が責任をもって対応します」という態勢になる。しばらく話すうちに、相手の怒りがおさまってくることがある。これが2段階めの「時間」。それでもどうしてもおさまらない場合は、上の者が対応する、ということになる。これは接客業だけでなく、ビジネスマンにも一般的に使える方法。トラブルが起こったら、まず自分が最後まで対応するという態度を示すことだ。きちんと話を聞く姿勢が伝われば、上司を巻き込む大事になるのを避けられることも多い。


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