大学入試の第一関門であるセンター試験の大きな特徴は、例年、類似した問題が出題されることです。ここ数年はその傾向が顕著に現れています。従って、十年分の過去問題を徹底的にこなすことが、得点力を上げる大きなポイントになります。再三、述べてきましたが、併せて出題を制限時間内で解く訓練にも力を注ぐことが肝心です。センター試験対策は、正に直前の追い込み。そこで、今回は得点アップの効果に結び付く、出題傾向分析と対策を科目別にアドバイスします。数学?Bでは、複素数平面と整関数の微分・積分、この両分野の問題は必ず出ます。大変よく練られた問題で、解くのに苦労すると思いますが、毎年よく似た問題なので、きっちり練習しておけば、出題傾向や対応の仕方もわかるはずです。
「なんでうちの子はこんなに回によって偏差値が違うの?」そんなことを感じているお母さんが多いのではないでしょうか。でも、大きく違って当たり前なのです。回ごとに問題が違い、お子さんの得意・不得意とマッチしたり、ミスマッチしたり、頭がさえていたり、集中力がなかったり……。そんなことで実力が一〇〇パーセント発揮できることもあれば、六〇パーセントしか出せないこともあるのです。それが小学校六年生というものです。このことは、本番でもあると考えてください。お母さんとお話ししていて、お子さんの偏差値を尋ねると、大抵の人がお子さんのいちばんいいときの偏差値を答えます。そして偏差値表で、この偏差値前後の学校ばかりを探します。ですが、これは大変危険なことです。お子さんが最も調子がいいとき、問題もお子さんに合っていたときに取れた偏差値なのです。本番でそんな好条件になる保証はありません。逆に、頭が働かず、苦手分野ばかり出たときと同じ状況になる可能性だってあります。こうした万が一のことも考えて、いちばん低かった偏差値レベルの学校も受験校に入れておくようにしましょう。
単願推薦とは、首都圏の私立などでここ十年来盛んに行われている制度で、その私立しか受験をしないかわりに、入学試験でよほどの悪い点をとらないかぎり、ほぼ入学を認めてくれる(確約してもらえる)というものです。大学生の就職の青田買いといわれているものによく似たものです。つまり私立高校側からいえば、点数にゲタをはかせるかわり、他の学校は受けず自分の学校に来てくださいという制度です。これから生徒数が減っていくため、私立高校が考え出した生き残り作戦の1つです。推薦の基準となるのは内申書の点数です。併願推薦は、単願推薦と違い、もう1つ公立の高校を受けてもよいというのが併願推薦です。原則としてその私立と公立の2校を生徒は受験でき、公立に合格したら公立に行ってもかまわないということで、他の私立は受験できないことが多いようです。この制度は単願ほどの入学確約はとれませんが、普通の受験(推薦を受けていない場合)よりもずっと有利になります。単願ほどではありませんが併願もかなりゲタをはかせてくれます。これも内申書の成績で決まります。